マスク購入後押しに地域通貨 福井 高浜町 新型コロナウイルス

マスク購入後押しに地域通貨 福井 高浜町 新型コロナウイルス
全国的にマスクの品薄状態が続く中、福井県がすべての世帯に対し1箱50枚入りのマスクを2箱まで購入できる購入券を配布することを受けて、高浜町は1箱分の代金に相当する2500円の地域通貨を配布し、マスクの購入を後押しする支援策を行うことになりました。
福井県は、1箱50枚入りのマスク30万箱、合わせて1500万枚を独自に確保し、税込みで1箱2350円を2箱まで購入できる購入券を今月23日から郵送で全世帯に配布することにしています。

これを受けて、高浜町の野瀬豊町長は、21日開かれた町議会の全員協議会で、1箱分の代金に相当する2500円の地域通貨をすべての世帯に配布し、マスクの購入を後押しする支援策を行うことを説明しました。

この地域通貨は、県の購入券でマスクを購入できるドラッグストアチェーン「ゲンキー」では直接的には使用できないことから、高浜町は配布された地域通貨を町内のスーパーマーケットなどで使用し、マスクの購入代金の補填(ほてん)に充ててほしいとしています。

高浜町は、経費およそ1000万円を町長の専決処分で支出するとともに、今後、もうひと箱分の購入費用についても地域通貨で補填する対応を検討するとしています。