先週平日のネット通信量 最大39%増 緊急事態宣言拡大で

先週平日のネット通信量 最大39%増 緊急事態宣言拡大で
緊急事態宣言の対象が全国に拡大された先週、平日昼間のインターネットの通信量は、感染拡大の前と比べると最大で39%増えたというデータがまとまりました。
インターネットの接続サービスを提供するNTTコミュニケーションズによりますと、先週平日の午前9時から午後5時までのインターネットの通信量は前の週と比べて11%増えました。

時間によって通信量は変動しますが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が大きく出る前の2月25日の週と比べると、最大で39%増えたということです。

また今月18日と19日の土日の昼間の通信量は、前の週に比べて8%増え、2月下旬との比較では最大で17%増加したということです。

緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことで、平日に在宅で勤務する人が増えたことや、土日は外出を控えて自宅で動画配信サービスなどを楽しむ人が多かったことがうかがえます。

一方、NTTコミュニケーションズによりますと、昼間の通信量は増えているものの夜間のピーク時には達しておらず、全体的なサービスへの影響は出ていないということです。

会社は今後もインターネットのサービスを安定的に提供できるよう、通信量の推移を注意深く見ていく方針です。