スーパー3月売り上げ 前年比0.8%増 食料品増も衣料品大幅減

スーパー3月売り上げ 前年比0.8%増 食料品増も衣料品大幅減
全国の主なスーパーの先月の売り上げは、新型コロナウイルスの感染拡大で自宅で過ごす人が増え食料品の販売が伸びた一方、衣料品の販売が大きく落ち込んだため去年の同じ月と比べ0.8%の増加となりました。
日本チェーンストア協会によりますと、全国の主なスーパー1万600店余りの先月の売り上げは1兆338億円余りでした。

営業を継続している店舗どうしの比較では去年の同じ月を0.8%上回り、2か月連続で増加しました。

このうち食料品は新型コロナウイルスの感染拡大で東京都などが外出自粛を要請したことで買い急ぎの動きが見られ、コメやパスタ、それに冷凍食品といった保存がしやすい商品を中心に販売が伸び7.1%の増加となりました。

一方、衣料品は一部の店舗で売り場を休業したことなどから22.3%の大幅な減少となりました。

日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は「新型コロナウイルスの感染拡大で消費の動向が通常と大きく異なっている。従業員も感染リスクを抱えながら仕事をしており、お客さまも大勢での来店を避けるなど配慮してほしい」と話しています。