金沢 兼六園 きょうから休園 新型コロナ感染拡大防止で

金沢 兼六園 きょうから休園 新型コロナ感染拡大防止で
石川県を代表する観光の名所になっている金沢市の「兼六園」は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、21日から当分の間、休園することにしています。
国の特別名勝に指定されている金沢市の「兼六園」は、昨年度は264万人が訪れ石川県を代表する観光の名所になっていますが、県として県境をまたぐ往来の自粛を要請していることを踏まえ、21日から当分の間、休園することにしています。

園の入り口には休園を知らせる貼り紙が掲げられていました。

県によりますと、年中無休で開園している「兼六園」は平成3年と5年、17年に台風による天候の悪化によって1日閉園となったケースはありましたが、長期間の閉園は入園が有料化された昭和51年9月以来初めてです。

一方、ふだんは多くの観光客や地元の買い物客でにぎわう、金沢市の近江町市場でも営業を自粛する動きが広がっています。

近江町市場商店街振興組合によりますと、飲食店を中心に全体の2割ほどに当たるおよそ30店舗が臨時休業していて、市場を訪れる人も80%以上減少しているということです。

鮮魚店に勤める男性は「特に今週に入ってから一段と訪れる人が減っている。いつ感染が終息するのか分からないが、その時には活気ある市場を取り戻せるように前向きに頑張っていきたい」と話していました。