大型連休中の地方の高速道路 割引せず 人の移動を抑えるねらい

大型連休中の地方の高速道路 割引せず 人の移動を抑えるねらい
国土交通省は今月29日からの大型連休の期間中、地方の高速道路について、休日割引を適用しないよう高速道路各社に指示しました。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、都道府県をまたぐ人の移動を抑えるねらいです。
これは、赤羽国土交通大臣が21日の記者会見で明らかにしました。

それによりますと、今月29日から来月6日までの大型連休の期間中、東京と大阪近郊を除く地方の高速道路について、土日祝日に普通車や軽自動車などの通行料金が通常より3割安くなる休日割引を適用しないよう、高速道路各社に指示しました。

新型コロナウイルスの感染拡大で全国に緊急事態宣言が出されるなか都道府県をまたぐ人の移動を抑えるのがねらいです。

また、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアにあるレストランと土産物店についても、営業自粛や営業時間の短縮に協力するよう要請を行ったということです。

そのうえで、赤羽大臣は、物流機能を維持するため、サービスエリアなどのガソリンスタンドは通常どおり営業するとしたうえで、「人の移動を最小限にするためさまざまな取り組みをしなければならない。改めて、国民の皆さんには不要不急の移動を控えるようお願いする」と述べました。