集団感染の大津市役所 12日間閉鎖へ 新型コロナウイルス

集団感染の大津市役所 12日間閉鎖へ 新型コロナウイルス
職員に新型コロナウイルスの集団感染が起きている大津市役所が、感染の拡大を防ぐため今月25日から12日間、全面的に閉鎖されることになりました。
大津市役所では今月11日から20日までに本館4階の建設部や本館3階の都市計画部の職員、合わせて11人の集団感染が確認されています。

大津市はこれまで2つの部があるフロアを閉鎖して消毒し、すべての部署で職員を2班に分けて出勤させるなど人が密集しないようにして業務を継続してきました。

しかし、いまだに感染が広がった経路も不明なため、今月25日から大型連休を挟んだ来月6日までの12日間、市役所を全面的に閉鎖し、およそ1200人の職員を自宅待機させることを決めました。

12日間のうち、平日の4日間は、市内に36か所ある支所で証明書の発行や税の納付などの通常業務を受け付けます。

また新型コロナウイルスの相談にあたる保健所や、消防なども通常どおり対応します。

このほか閉鎖期間中もコールセンターで市民からの問い合わせを受け付けるということです。

佐藤健司市長は記者会見で「市民の不安を取り除くための処置だ。生活に影響が出ないよう支所は開くが混雑を避けるために必要な方だけ利用してほしい」と話していました。