空いたタクシーで医療支援 新型コロナ対応の医師ら送迎 京都

空いたタクシーで医療支援 新型コロナ対応の医師ら送迎 京都
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新型コロナウイルスの対応にあたる医療機関を支援するため、京都市とタクシー会社が協定を結び、医師や看護師の深夜早朝の送迎などにタクシーを活用することになりました。
近く協定を結ぶのは、京都市と京都市に本社を置くタクシー会社「エムケイ」です。

協定では、タクシー会社が新型コロナウイルスの患者を受け入れている市内およそ15か所の医療機関にジャンボタクシーを1台ずつ派遣します。医師や看護師の深夜・早朝の送迎などを受け持つことにしています。

運転席と後部座席の間にビニールの幕を取り付けたうえで、窓は常に開けて走行するなどの感染防止対策をとります。

利用を希望する病院の調整は京都市が行い、運転手の人件費や燃料費などはタクシー会社側がすべて負担して、要望があれば追加の派遣も検討するということです。

エムケイは、利用客が減っている分、空いた車両を有効活用して医療関係者を支援したいとして、今後、東京や大阪、名古屋などほかの7つの営業拠点からの車両の提供も自治体に申し出ることにしています。

エムケイでは「最前線の業務にあたっている方々の負担を少しでも和らげたい」としています。