80代以上 死亡率11%超 高齢者の重症化リスク裏付け

80代以上 死亡率11%超 高齢者の重症化リスク裏付け
国内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人のうち、死亡したのは全体の1.6%で80代以上では11%を超えていたことが厚生労働省のまとめで分かりました。
厚生労働省によりますと、19日午後6時までに国内で感染が確認された人は、クルーズ船やチャーター機の乗客らを除いて1万608人でした。

年代別では50代が最も多く1827人、次いで40代が1776人、20代が1724人、30代が1614人などとなっています。
このうち死亡したのは全体の1.6%にあたる171人でした。最も多かったのが80代以上で87人、次いで70代が50人、60代は21人、50代は7人、30代と40代がそれぞれ2人となっています。
この結果、80代以上では感染した人の11.1%が死亡し、各年代を通して最も割合が高くなりました。

次いで70代では感染した人の5.2%が、60代では1.7%が死亡していました。

厚生労働省は高齢な人ほど重症化するリスクが高いことが裏付けられたとして改めて感染の予防を徹底するよう呼びかけています。