自衛隊員1人感染確認 ソマリア沖の海賊対策司令部 バーレーン

自衛隊員1人感染確認 ソマリア沖の海賊対策司令部 バーレーン
アフリカ・ソマリア沖の海賊対策にあたる多国籍部隊の司令部がある中東・バーレーンで、司令部に派遣されている自衛隊員1人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
海上自衛隊はソマリア沖の海賊対策のため護衛艦と哨戒機の部隊を派遣しているほか、バーレーンにある多国籍部隊の司令部で各国との調整にあたる要員として隊員10人余りを派遣しています。

防衛省によりますと、このうち20代の男性隊員1人が、日本時間の18日、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。

隊員は現地の医療機関に入院して治療を受けているということです。

隊員の宿舎に出入りする清掃業者に感染が確認されたことから、宿舎に入居している7人の隊員を検査したところ、このうち1人の感染が確認されたということです。

感染が確認されなかった6人についても、司令部には出勤させず、宿舎で待機させる措置をとっているということです。

防衛省は、司令部の機能は維持されており、海上自衛隊や各国の海軍が行っている海賊対策の任務に影響はないとしています。