アルコール消毒後 タバコの引火に注意 東京消防庁 新型コロナ

アルコール消毒後 タバコの引火に注意 東京消防庁 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大でアルコールの消毒液で手や指を消毒する機会が多くなっていますが、その後の行動に注意が必要です。濃度の高いアルコールの場合、消毒したあとにタバコを吸おうとすると引火事故を起こすおそれがあるとして、東京消防庁が注意を呼びかけています。
新型コロナウイルスの感染拡大で、手や指の消毒のためにアルコールの消毒液を使う機会が多くなっていますが、東京消防庁によりますと、消毒したあとにタバコを吸おうとすると、手についたアルコールに引火するおそれがあるということです。

消防が行った実験映像では、アルコールで手を消毒したあと、タバコにライターで火をつけると手に引火する様子が確認できます。

東京消防庁によりますと、アルコール濃度が60%を超えるものは消防法上の危険物に該当し、引火するおそれが高くなるので火の気の近くでアルコールを使わないよう注意を呼びかけています。

厚生労働省では、アルコール濃度が高い酒を消毒液の代わりとして使用することを特例として認めていますが、こうした酒も引火するおそれがあるとして、使い方には注意してほしいとしています。