白物家電の出荷 3月は10%余減少 新型コロナ影響か

白物家電の出荷 3月は10%余減少 新型コロナ影響か
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エアコンや冷蔵庫など、いわゆる「白物家電」の先月の出荷額は、去年の同じ月と比べて10%余り減少し、業界団体は、新生活が始まる時期を前にした新型コロナウイルスの感染拡大が消費に影響した可能性もあるとしています。
電機メーカーなどでつくる日本電機工業会によりますと、先月の白物家電の国内出荷額は2189億円で、去年の同じ月より10.4%減少しました。

出荷額の減少は、去年10月に消費税率が引き上げられて以降、6か月連続ですが、ことし2月以降は落ち込みが10%を超えていて、業界団体は、新生活が始まる時期を前にした新型コロナウイルスの感染拡大が消費に影響した可能性もあるとしています。

製品別では、ルームエアコンが735億円で8.8%減少したほか、冷蔵庫が419億円で13.5%の減少、洗濯機が312億円で20.3%の減少でした。

一方、昨年度、2019年度の国内出荷額は、2兆4567億円で、前の年度と比べて0.5%減り、5年ぶりの減少になりました。