「特定警戒都道府県」に指定されている石川県では、21日から幅広い施設を対象に休業要請を行うことにしていて、谷本知事は「感染拡大をくいとめ、医療体制を維持するためぜひ協力してほしい」と呼びかけました。

石川県では、21日から来月６日までバーやカラオケボックス、それに映画館や学習塾など、幅広い施設を対象に休業要請を実施することにしています。

谷本知事は20日、記者会見し「これ以上の感染拡大をくいとめ、負担が増している医療体制を維持するためにも、危機感を共有してぜひ協力してほしい」と呼びかけました。

石川県の要請では、スーパーやコンビニ、それに金融機関など生活の維持に必要な施設は対象外とされ、居酒屋を含む飲食店については、営業時間を午前５時から午後８時までに短縮し、酒類の提供を午後７時までとするよう求めています。

そのうえで谷本知事は「感染拡大防止のためとれる対策は全部とるという姿勢で臨む」と述べ、休業要請に全面的に協力した事業者に対し、中小企業は50万円、個人事業主は20万円の協力金を支給する方針を改めて示しました。