千葉県は、新型コロナウイルスへの感染が確認されていた60代の入院患者１人が死亡したほか、新たに15人の感染が確認されたと発表しました。これで県内では19日、合わせて18人の感染が新たに確認されました。

千葉県によりますと新型コロナウイルスへの感染が確認され、県内の医療機関に入院していた60代の患者が、19日、亡くなったということです。

これで千葉県内で死亡した感染者は合わせて11人となりました。

また、県は、新たに30代から80代の男女、合わせて15人の感染が確認されたと発表しました。

このうち、すでに入居者３人の感染が確認されている佐倉市の老人ホーム「ケアハウスくつろぎの里」で新たに入居者とデイサービスの利用者の70代から80代の男女４人の感染が判明しました。

千葉県は新たにクラスターとよばれる感染者の集団が発生したとしています。

このうち、70代の女性は今月９日に37度台の熱やせきなどの症状があり、その後、肺炎の症状が出ていて、現在入院先を調整中だということです。

施設では入居者が１階の共有スペースで食事を共にしていたということで千葉県は感染が広がっていないかほかの入居者などについても順次検査を進めています。

また、印西市の40代の女性は県内の病院に看護師として勤務していますがこの病院ではすでに男性患者の感染が判明していることから、濃厚接触者として検査を受けたところ感染がわかったということです。

千葉県は「院内感染の可能性は否定できない」として今後、感染経路の調査を進めることにしています。

千葉県内では19日、このほかにも船橋市が３人の感染を発表していて、19日新たに感染が判明したのは合わせて18人となりました。

これで千葉県で感染が確認された人は合わせて682人になりました。