新型コロナウイルス感染拡大を抑止するための緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受けて、19日午後、山梨県の長崎知事は記者会見し、多くの人が集まる大規模な集客施設やナイトクラブやバーなどの遊興施設などについて20日から来月６日まで休業を要請することを発表しました。

この中で、長崎知事は「山梨県民一丸となってのまさにふんばりどころで、これ以上の感染拡大を防ぐための正念場を迎えている」と述べました。
そして県内にある
▽劇場や映画館、
▽集会・展示施設、
▽ショッピングモールや観光施設などの大規模な集客施設、
▽フィットネスクラブなど屋内の運動施設、
▽パチンコ店やゲームセンターなどの遊技施設、
▽美術館や図書館、
▽ナイトクラブやバーなどの遊興施設、
それに
▽学習塾などについて20日から来月６日まで休業を要請することを発表しました。

また、イベントの主催者については施設の使用停止や催しの開催停止への協力を要請するとしています。

スーパーマーケットや飲食店などについては休業要請の対象ではないものの、利用者の入場制限や人と人の間隔を空ける工夫など感染防止対策の徹底を要請することにしています。

一方、長崎知事は、今回の要請に伴う県独自の補償は財源上の問題で極めて難しいとしたうえで、国が予定している給付金を受け取ってもらうための申請を支援していく考えを示しました。

長崎知事は改めて外出の自粛についても要請しています。医療機関への通院や食料などの買い出し、それに職場への通勤など生活の維持に必要な場合を除いては、原則として外出しないことを要請しています。

散歩やジョギングなど人との接触のない屋外のスポーツや、農作業などは自粛の対象ではないとしています。

長崎知事は「大型連休中を含め、不要不急の帰省や旅行など、都道府県をまたいだ移動についても自粛するようお願いする」と県民に呼びかけました。