新型コロナ 重症者対応の医療体制整備に全力 西村経済再生相

新型コロナ 重症者対応の医療体制整備に全力 西村経済再生相
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、西村経済再生担当大臣は、都内の医療現場を視察しました。そして軽症者などが療養する宿泊施設の確保を進め、重症者の治療に対応できる医療体制の整備に全力をあげる考えを示しました。
西村経済再生担当大臣は19日午後、東京 文京区にある東京大学医学部附属病院を訪れ、新型コロナウイルスの患者の治療現場などを視察し、大学や病院の関係者と意見交換しました。

このあと西村大臣は記者団に、「重症者の治療体制を整えなければいけない。人工呼吸器や人工心肺装置の確保はもちろん軽症や無症状の人のために、全国で宿泊施設の確保を進めていて、手続きが整っている部屋が6000室ほどある」と述べ、軽症者などが療養する宿泊施設の確保を進め、重症者の治療に対応できる医療体制の整備に全力をあげる考えを示しました。

また不足している医療物資について、西村大臣は経済界から提供を受けた高性能マスク12万枚を速やかに現場に届ける考えを示すとともに、医療用のガウンについても、「撥水性があることなどが満たされていれば、医療用として利用できる。精密機械加工の現場で使われ、備蓄もあると聞いているので、改めて経済界にお願いしたい」と述べました。