広島県も来週22日から休業要請へ 新型コロナ感染拡大を受け

広島県も来週22日から休業要請へ 新型コロナ感染拡大を受け
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、広島県は、18日、県内の遊興施設などの事業者に、今月22日から来月6日まで、休業を要請することを決めました。
広島県は、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を受けて、18日夕方、対策本部の会合を開きました。

このなかで湯崎知事は、「県内でこれまでに確認された感染者は124人と5日間で倍増し、県としても緊急事態措置を講じることを宣言する」と述べました。

そして、県内の事業者に、今月22日から来月6日まで、休業を要請することを決めました。

要請の対象は、キャバレーやバーなどの遊興施設のほか、パチンコ店やマージャン店などの遊技場、映画館や劇場、図書館や美術館、体育館やボウリング場などの屋内の運動施設、それに大学や学習塾などの施設です。

また、居酒屋を含む飲食店については営業時間を朝5時から夜8時の間とし、酒類の提供については、夜7時までとすることも合わせて要請します。

一方、医療機関のほか、スーパーやドラッグストアなど生活の維持に必要な施設は、感染防止の対策を徹底したうえで事業を継続するよう求めています。

湯崎知事は記者会見し、「広島県でもこのまま進むと大変な急拡大を招く。可能な措置で急拡大を抑えていきたい」と述べました。

そのうえで、「事業者には何らかの支援を行う必要があり、財源の問題なども踏まえて速やかに対応を決めたい」と述べ、休業要請に応じる事業者への支援の検討を急ぐ考えを示しました。