国内の感染確認1万人超える 新型コロナウイルス

国内の感染確認1万人超える 新型コロナウイルス
国内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人は、クルーズ船の乗客乗員を除いて、18日、1万150人となり、全国で1万人を超えました。

専門家「インパクトが大きい」

感染症対策に詳しい東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は「全国の感染者が1万人に達したというのはインパクトが大きく、確実に感染者が増えていることを示している。倍になるまでにかかる期間が1週間以上となっているため2、3日で倍になるとされる爆発的な感染の拡大、いわゆる『オーバーシュート』には至っていないが、瀬戸際の状況が続いていると言える」と現状を分析しました。

そのうえで「週末を迎えていて、また5月の大型連休も控えているが、ここで気が緩んでしまうとすぐにオーバーシュートに至ってしまう。1万人の患者がいるとそのうちの2割は重症化するおそれがあり、医療機関の負担も大きくなる。感染者を減らすことが医療を守ることにつながるという意識をもって一人ひとりが『3密』を避ける人との接触を避けるなど対策を徹底してもらいたい」と話していました。