労働組合が飲食店従業員の電話相談 休業などの影響で苦境

労働組合が飲食店従業員の電話相談 休業などの影響で苦境
外出自粛などの影響で苦境に立たされている飲食店で働く人たちの支援につなげようと、労働組合が、無料の電話相談を行っています。
この電話相談は、飲食店の従業員などでつくる「飲食店ユニオン」が行っていて、東京豊島区の事務所では、午後1時の受付開始とともに電話が鳴り、5人が手分けして相談に応じていました。

このうちフードコートでアルバイトとして働く女性からは、週40時間働いていたのに、今月以降は週15時間に削られてしまい、雇用調整助成金を使って休業になった分の給与を払ってほしいと頼んだが、対応してくれないといった声が寄せられていました。

この組合によりますと、これまでに50件近くの相談が寄せられ、大半が、勤務に入るシフトが減ったり店が休業になったりして店の都合で仕事を休んだ際の休業手当についての相談だったということです。

飲食店ユニオンの栗原耕平さんは「飲食店業界は特に非正規雇用の人の割合が高く、少しでも収入が減ると生活が困難になってしまう人が多い。不安を1人で抱え込まず、気軽に相談してほしい」と話していました。

この無料の電話相談は、19日も午後1時から午後5時まで受け付けています。

番号は03-5395-5359です。※18日も17時終了