新型コロナ 高速パーキングエリアなどで試行的に検温 山形県

新型コロナ 高速パーキングエリアなどで試行的に検温 山形県
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、山形県は水際対策を強化しようと18日から高速道路のパーキングエリアや空港で県外から訪れた人たちに試行的に検温を行っています。
このうち、宮城県との県境に近い山形自動車道の下り線にある山形蔵王パーキングエリアでは、午前中、県の職員20人余りが訪れたドライバーなどへの検温を行いました。

山形県は新型コロナウイルスへの独自の水際対策として、今月25日から、山形自動車道のパーキングエリアや、JR山形駅、それに山形空港など合わせて7か所で検温を任意で行い、37度5分以上の熱があれば自宅待機などを促すことにしています。

これを前に18日から一部の施設で試行的に検温が行われ、山形蔵王パーキングエリアでは、フェイスシールドや手袋をした県の職員らが、車を専用レーンに誘導しました。

そして、ドライバーに検温をしていいかを尋ね、額に体温計をかざして発熱がないかを確認すると、保健所の電話番号などを紹介するチラシを手渡していました。

50代のドライバーの男性は、「感染拡大を防ぐには有効だと思います。ただ、ほかにも山形県に入るルートはあるのでどうするのかは気になります」と話していました。

山形県高速道路整備推進室の常井公一室長は「こういった取り組みを続けることで、少しでも皆さんに意識を高めてもらい感染拡大の防止に努めたい」と話していました。