患者搬送の民間委託へ研修 保健所の負担軽減図る 埼玉県

患者搬送の民間委託へ研修 保健所の負担軽減図る 埼玉県
新型コロナウイルスによる保健所の業務負担を減らすため、埼玉県は陽性患者の搬送を民間に委託することになり、感染予防の手順について研修が行われました。
感染した人を医療機関などに搬送する際は、これまで保健所の職員が対応してきましたが、埼玉県は負担を減らすため、業務の一部を民間に委託することにしました。

18日は、埼玉県庁で搬送を担当する企業のドライバーが参加して研修会が開かれ、保健師から感染予防の対策について指導を受けました。

参加した人たちは、2人1組になって防護服やマスク、手袋をつけたり脱いだりする手順や感染しないための注意点を確認していました。

埼玉県では今後、感染を防ぐための陰圧装置がついた専用の車両を増やすなどして、搬送にあたってもらうということです。

埼玉県保健医療政策課の渡辺千鶴子主幹は「埼玉県としては速やかな患者の搬送が急務の課題なので、できるだけ負担がなくなるよう活用していきたい」と話していました。