人工呼吸器の扱い方は 学会が動画作成 新型コロナウイルス

人工呼吸器の扱い方は 学会が動画作成 新型コロナウイルス
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新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人工呼吸器が必要な重症患者が急増するおそれがあることから、専門の学会は、人工呼吸器を扱うことができる医療スタッフを増やすため、管理の方法などをまとめた動画を作りホームページで公開しました。
この動画は、日本集中治療医学会などが、新型コロナウイルスの重症患者の治療に当たる医師や看護師などの医療スタッフ向けに作成しました。

動画では、新型コロナウイルスの患者に人工呼吸器を使う場合の設置や管理の方法、感染防止のための注意点などについて実践的にまとめられています。
学会は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、今後、人工呼吸器が必要な重症患者が各地で急増するおそれがあるとみていて、このほかにも集中治療に関する相談窓口をホームページ上に開設し、重症患者の治療にあたるスタッフの支援を強化していくことにしています。
日本集中治療医学会の西田修理事長は「今後、重症患者が急増すると、集中治療室のスタッフ以外も集中治療を行わざるを得なくなるおそれがある。人工呼吸器の扱いに慣れていない医療スタッフには動画で学んでもらいたい」と話しています。