重症患者の治療 診療報酬を2倍に 新型コロナウイルス

重症患者の治療 診療報酬を2倍に 新型コロナウイルス
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新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、厚生労働省は、医療従事者の処遇改善のため、重症や中等症の患者を受け入れた医療機関に支払われる診療報酬について、特例的に引き上げることになりました。
厚生労働省は、医療従事者の処遇を改善するため、17日、中医協=中央社会保険医療協議会に、重症や中等症の患者を受け入れた医療機関に支払われる診療報酬を引き上げる案を示し了承されました。

それによりますと、「ECMO」と呼ばれる人工心肺装置や人工呼吸器が必要で、ICU=集中治療室に入院した重症患者の治療に当たった場合、報酬を現在の2倍に引き上げるとしています。

また、酸素吸入が必要な中等症以上の患者が入院し、治療に当たった場合、加算される額を2倍にするとしています。

いずれも法律に基づいて患者の自己負担はかからず、感染が終息するまでの特例的な措置で、18日から適用されるということです。