JR学園都市線 北海道医療大学~新十津川間 85年の運行終える

JR学園都市線 北海道医療大学~新十津川間 85年の運行終える
JR学園都市線の北海道医療大学~新十津川間は、国の緊急事態宣言を受けて、急きょ17日が最後の運行となり、新十津川駅を午前10時発の最後の列車が出発して、この区間での85年の運行を終えました。
昭和10年に開業したJR学園都市線の北海道医療大学~新十津川間は、政府の緊急事態宣言が北海道にも出されたことから、急きょ17日が最後の運行日となりました。

新十津川駅には、地元の人や鉄道ファンが詰めかけ、新型コロナウイルス対策のため、駅前で短く行われたセレモニーで新十津川町の熊田義信町長が「ありがとう」と述べて、運転士に花束を贈っていました。

最後の列車は午前10時、多くの人に見守られるなか、汽笛を鳴らしながら出発し、午前11時半までに北海道医療大学駅を通過して、この区間での85年の運行を終えました。

新十津川町に住む80代の女性は「毎日聞いていた列車の音が聞けなくなると思うと本当にさみしいです」と話していました。