羽田空港 国内線ターミナルに自動で体温測る機器設置

羽田空港 国内線ターミナルに自動で体温測る機器設置
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、羽田空港の国内線ターミナルに体温を自動で測ることができる「サーモグラフィー」が設置され、17日から運用が始まりました。
国内線を利用して東京と各地を移動した人から、新型コロナウイルスの感染が確認されるケースが相次いでいることから、国土交通省は国内線についても、主要な空港に体温を自動で測る「サーモグラフィー」の設置を進めています。

17日は、国内線が乗り入れている羽田空港の第1ターミナルと第2ターミナルにサーモグラフィーが設置され、運用が始まりました。

このうち、第2ターミナルの北側にある保安検査場の入り口では、航空会社の担当者が、サーモグラフィーのモニターの前に座り、利用者に体温の高い人がいないかチェックしていました。

モニターでは、体温が37.5度以上ある人を色で識別できるようになっていて、熱があった人については、航空会社などの担当者が、さらにくわしく話を聞き、新型コロナウイルスを疑う症状がある場合には、航空会社が定める運送約款に基づき搭乗を断る場合もあるということです。

出張で鹿児島県から東京を訪れていた70代の男性は「これだけ感染者が増えていれば当然の対応だと思う。安心して乗るためにも、ぜひやってほしい」と話していました。

サーモグラフィーは、緊急事態宣言の終了日の来月6日まで設置される予定ですが、状況によっては変更される場合もあるということです。