外国人の電話相談センター設置 14言語で対応 東京 新型コロナ

外国人の電話相談センター設置 14言語で対応 東京 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大による影響が広がる中、東京都は、14の言語で外国人にウイルスに関する知識や生活支援などの情報を提供する電話相談センターを設置し、17日から支援が始まりました。
感染が拡大する東京では日本に住む外国人293万人のおよそ5分の1にあたる59万人が生活していますが、日本語が母国語ではない人たちに新型コロナウイルスに関する情報をどう提供すればよいのか課題となっています。

こうした状況を受け、東京都は外国人を対象にした電話相談センターを設置し、17日から受け付けが始まりました。

相談は、簡単な日本語を含む英語や中国語のほか、タガログ語やミャンマー語など14の言語で対応します。

内容は、新型コロナウイルスの予防方法や検査態勢などの医療情報や東京都や国が行っている外出自粛要請などの行政情報、それに生活支援の制度説明など多岐にわたります。

このうち、スペイン語で対応する担当者のもとには午前10時すぎから「働いていた店が閉店し、仕事がなくて困っている」とか「マスクをせずに外出をしてしまい、新型コロナウイルスに感染していないか不安だ」などの相談が相次いで寄せられていました。

相談センターの担当者、新居みどりさんは「新型コロナウイルスについての情報は錯そうしていて、日本人であっても正しい情報を得ることが難しい。日本語が母国語でない外国人に多言語で正しい情報を提供していくことが必要だ」と話していました。

「東京都外国人新型コロナ生活相談センター」は月曜日から金曜日までの午前10時から午後5時まで、電話番号は0120-296ー004です。