「一人一人が責任持って行動を」リーチ マイケル選手 呼びかけ

「一人一人が責任持って行動を」リーチ マイケル選手 呼びかけ
新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されるなか、ラグビー日本代表のキャプテン、リーチ マイケル選手がウェブ上で記者会見し「大事なことは一人一人が責任を持って行動することだ。そうすればウイルスの感染拡大を防げるし、ワンチームになれる」とファンなどに呼びかけました。
去年のワールドカップで空前の盛り上がりを見せた日本のラグビー界も、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けていて、トップリーグがシーズン途中で打ち切りとなったほか、6月と7月に国内で予定されている日本代表のテストマッチも開催が厳しい状況になっています。

こうした中、日本代表のキャプテンで、トップリーグの東芝に所属するリーチ選手が17日、ウェブ上で記者会見しました。

この中で、リーチ選手は「とても盛り上がっていた中でトップリーグが中止となり、ファンも残念だったと思うし、選手としても残念だ。でも命がいちばん大事なので、感染をひろげないためにも正しい判断だったと思う」と話しました。

そのうえで、近況について「トレーニングの一環として縄跳びにはまっている。腕と足の連係も必要だし、身体能力も高められる。これまで家族と一緒にいる時間が少なかったから、妻は喜んでいるし、娘とも一緒に工作をしたり、勉強をしたりしていて、今までできなかったことをしているので、ストレスはない」と笑顔で話しました。

また日本代表の活動については、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチと連絡をとったことを明かしたうえで、「代表チームでの練習はできていないが、近いうちに各ポジションの中心選手たちでつくるリーダーグループで、テレビ会議を行う」と練習を再開できる日に向けて、しっかりと準備を進めていくという考えを示しました。

さらにファンなどに対しては「代表選手の若いときの映像や昔の選手のプレーを見るのは、すごくおもしろいかなと思う。この時間をうまく使ってほしい」と話したうえで「大事なことは一人一人が責任を持って行動することだ。そうすればウイルスの感染拡大を防げるし、ワンチームになれる」と呼びかけました。