茨城県内の病院 医療スタッフ不足するおそれ指摘 NHK調査

茨城県内の病院 医療スタッフ不足するおそれ指摘 NHK調査
新型コロナウイルスの感染拡大について、NHKが茨城県内の病院にアンケート調査したところ、回答した病院すべてがマスクなどの資機材の不足を訴え、9割以上が今後、患者が増加した場合、医療スタッフが不足するおそれを指摘するなど、医療態勢のひっ迫に対する懸念が広がっていることが分かりました。
アンケートは精神病床以外で、病床が150床以上ある茨城県内55の病院を対象に今月行い、29%にあたる16の病院から回答を得ました。

まず、すでに不足していると感じるものを尋ねる質問に対して、16の病院すべてが何らかの資機材が足りていないと回答しています。

具体的には、
▽マスクが87%にあたる14病院、
▽防護服やゴーグルなど個人の防護具を挙げたのが75%にあたる12病院、
▽消毒用のアルコールや手指消毒剤を挙げたのも12の病院で75%となっています。

また今後、さらに患者が増えた場合に不足する可能性が懸念されるものとして、
▽医療スタッフと答えたのが15の病院で93%、
▽病床と答えたのが10の病院で62%となっていて、医療体制のひっ迫に対する懸念が広がっています。