休校中の全県立学校でオンライン授業 実施を前に試験配信 岐阜

休校中の全県立学校でオンライン授業 実施を前に試験配信 岐阜
新型コロナウイルスの影響で臨時休校となっている岐阜県内のすべての県立高校などで、今月20日から順次インターネットを活用したオンライン授業が始まるのを前に、大垣市の県立高校で授業の試験配信が行われました。
オンライン授業は岐阜県内の高校や特別支援学校などすべての県立学校で今月20日から順次行われる予定で、これを前に17日、大垣市の大垣北高校では2年生およそ300人に向けて授業を試験配信しました。

このうち数学の授業では教員が二次関数の問題の解き方を教える様子をカメラで撮影し、動画や音声が自宅にいる生徒たちにきちんと届いているか、ほかの教員たちがタブレット端末で確認していました。

高校では授業のあと動画や音声の質などを尋ねるアンケートを行い、オンライン授業の内容を向上させることにしています。

ネット環境がないなど授業を見ることができない生徒については、動画を保存したDVDを貸し出すなどして全員が休校期間中、授業を受けられるようにするということです。

授業をした松野智博教諭は「生徒たちの理解度をその場で確かめられないので授業の効率が劣ると思った。試行錯誤しながらオンライン授業に慣れていきたい」と話していました。