アメリカ 失業保険の申請件数 4週間で2200万件超 新型コロナ

アメリカ 失業保険の申請件数 4週間で2200万件超 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なアメリカで解雇の動きに歯止めがかかりません。今月11日までの1週間に申請された失業保険の件数は524万件余りに上り、非常事態宣言が出された先月中旬以降の4週間の申請件数は合わせて2200万件を超えました。
アメリカ労働省の16日の発表によりますと、今月11日までの1週間に新たに申請された失業保険の件数は524万5000件でした。

これは前の週の661万件、そして過去最悪の水準だったその前の週の686万件に比べて減っていますが、依然、リーマンショックの時の8倍の水準で、記録的に多くなっています。

この結果、国の非常事態宣言が出た先月中旬以降の4週間の申請件数は合わせて2200万件を超え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、幅広い業種で解雇の動きに歯止めがかかっていません。

全米各地では失業者からの申請の殺到で給付が遅れるケースも増え、こうした人たちの日々の暮らしに深刻な影響を及ぼしていて、いかに早く給付できるかも差し迫った課題となっています。