SUBARU 航空機の部品製造 愛知県の工場 一時停止へ

SUBARU 航空機の部品製造 愛知県の工場 一時停止へ
自動車メーカーのSUBARUが、航空機の部品を製造する愛知県の工場の生産を一時停止する方針を固めたことが分かりました。新型コロナウイルスの感染拡大で部品の納入先であるアメリカの航空機大手、ボーイングの生産に影響が出ているためです。
関係者によりますと、生産を一時停止するのは、愛知県にあるSUBARUの半田工場と半田西工場で、今月20日から来月1日まで操業を止める方針だということです。

これらの工場では、主にボーイング向けに航空機の主翼と胴体をつなぐ部品を製造しています。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ボーイングが今月上旬からアメリカ・サウスカロライナ州にある工場を停止したことで、部品を輸出できなくなったということです。

このためSUBARUは生産を一時停止する方針を固め、従業員については休日の振り替えなどで対応し雇用を維持する方針です。

新型コロナウイルスの感染拡大で会社は日本とアメリカの自動車の生産拠点で一時停止を余儀なくされていて、影響が一段と広がった形です。

ボーイングに対しては国内の多くのメーカーが部品を納めていて、影響の拡大が懸念されます。