東海道新幹線 運行本数2割程度減へ 今月24日から 新型コロナ

東海道新幹線 運行本数2割程度減へ 今月24日から 新型コロナ
JR東海は、新型コロナウイルスの感染拡大で東海道新幹線の利用者が大きく落ち込んでいることから今月24日から「のぞみ」の臨時列車を運休し、運行本数を1日当たり2割程度減らす方針を明らかにしました。
それによりますと、1日当たり上下線合わせて378本運行する東海道新幹線のうち、運休するのは、利用者が多い時間帯に運行する「のぞみ」の臨時列車およそ80本で、全体の2割程度にあたります。

期間は、緊急事態宣言が出されている当分の間としていて、大型連休中の臨時列車の運行も取りやめる方針です。詳細なダイヤは今月20日ごろに公表するとしていて、運休する列車の販売済みの乗車券や特急券については、手数料を取らずに払い戻すとしています。

会社によりますと、今月に入ってから7日までの東海道新幹線の利用者数は、去年の同じ期間と比べて80%の減少、緊急事態宣言が出されたあとの8日から15日までは90%もの大幅な減少となっています。

記者会見した金子慎社長は「予想以上に利用者が落ち込んでいることから安定輸送には問題ない範囲で運休する。運休となった分の乗務員は在宅勤務とし一時帰休は検討していない」と述べました。