軽症者用ホテル3000人分確保へ 補正予算案に計上 東京都

軽症者用ホテル3000人分確保へ 補正予算案に計上 東京都
新型コロナウイルスの感染が拡大していることをうけて、東京都は軽症か症状のない人が療養しながら滞在できるホテルなどを3000人分確保する費用など、医療崩壊を防ぐための対策費を補正予算案に計上しました。
都は15日に取りまとめた今年度の補正予算案で、医療体制を強化し医療崩壊を防ぐための対策費として、合わせて129億円を計上しました。

具体的には、軽症か症状のない人が療養しながら滞在できるホテルなどを借り上げる費用に108億円を計上し、ことし6月までに3000人分を確保するとしています。

また、一部の都立病院などで空気を漏らさない陰圧装置や、人工呼吸器などを備えた専用の病棟を追加するほか、発熱がある患者とほかの患者とを分けるための外来施設の整備に14億円を盛り込んでいます。

さらに、患者の対応に当たる医療従事者の支援に6億円を計上し、深夜まで勤務した医師や看護師が病院近くのホテルなどに宿泊するための費用として、1泊当たり1万円を支給します。

こうした費用を盛り込んだ今年度の補正予算案は、17日に開会する都議会の臨時会に提出されます。