在宅勤務増加でタバコのにおいや影響気にする声相次ぐ

在宅勤務増加でタバコのにおいや影響気にする声相次ぐ
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて在宅勤務に移行する人が増える中、家の中やベランダなどでタバコを吸う人が増えていることを受けて、SNSにはにおいや受動喫煙による影響を心配する声が相次いで投稿されています。
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務する人が増える中、インターネットのツイッターには、「うちのマンションもテレワークが増えているのか、ベランダがタバコくさい」とか、「緊急事態宣言で、お隣がタバコ吸いまくってて、においがこちらまでやってくる」などという投稿が相次いでいます。

こうした声は近隣住民の喫煙に対してだけでなく、家にいる時間が増えた家族の喫煙に対しても向けられていて、煙のにおいが洗濯物につくのが迷惑だとか、窓が開けられないというもののほか、子どもにも悪影響だなどと受動喫煙による健康面への影響を懸念するものもあります。

日本禁煙学会の作田学理事長は、「タバコの煙は、風がなくても半径8メートルほどの範囲に広がるし、風があると30メートル以上離れたところにも広がる。屋上で吸った場合も同じで、ベランダで吸ったタバコの煙はサッシから家の中に入り込む。受動喫煙で周囲の人たちが巻き込まれることになるので、せめて感染拡大が収まるまでの間だけでも禁煙を心がけてほしい」と話しています。