中国航空業界 損失6000億円 感染拡大で経営に打撃

中国航空業界 損失6000億円 感染拡大で経営に打撃
中国の航空当局は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ことし1月から先月までの第1四半期に中国の航空業界全体で398億人民元、日本円でおよそ6000億円の損失が出たと発表しました。
中国では感染の拡大を抑えるため、省を越える移動などを厳しく制限したことから、第1四半期の旅客数は去年の同じ時期に比べて53.9%減少しました。

新型コロナウイルスの感染拡大が航空業界の経営に大きな打撃を与えていて、このうち、南部、海南省の拠点を置く大手航空会社を傘下に持つ「海航グループ」はことし2月、資金繰りの悪化で地元政府に救済を求める事態となっています。