インド 新型コロナの感染抑制地域で一部経済活動再開へ

インド 新型コロナの感染抑制地域で一部経済活動再開へ
インドでは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、生活必需品の買い物などを除いて外出が禁止されていますが、政府は感染が抑えられている地域では今月20日以降、農業や一部の製造業などを対象に経済活動の再開を認める指針を発表しました。
インドのモディ首相は14日、全土での外出制限を来月3日まで延長するとした一方、一部の経済活動については1週間後をめどに再開させる方針を示しました。

そして、政府が15日発表した新たな指針によりますと、感染者数が比較的少ない地域では今月20日以降、農業や漁業のほか、医薬品やIT機器などの製造業、それにインターネット通販など一部の業種を対象に再開を認めるとしました。

これに合わせて、全土で公共の場でのマスクなどの着用を義務づけるとともに、労働現場では従業員どうしが距離をとって、感染を防ぐ対策を徹底するよう呼びかけています。

一方で、学校の閉鎖や、鉄道やタクシーなど公共交通機関の運行停止、それに商業施設や娯楽施設などの営業停止は外出制限の期間中は続けるとしています。