阪神3週間ぶり自主練習再開 感染3選手退院などで 新型コロナ

阪神3週間ぶり自主練習再開 感染3選手退院などで 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、活動を休止していたプロ野球の阪神は、15日からおよそ3週間ぶりに自主練習を再開しました。
阪神では、藤浪晋太郎投手など3人の選手が新型コロナウイルスに感染したため、先月26日から活動を休止していましたが、感染した3人が全員退院したことなどから、15日から甲子園球場などで自主練習を再開しました。

自主練習は、一軍と二軍の選手が別々の球場で行うほか、時間帯も午前と午後にわけて同時に練習する人数を絞るなどの感染予防策をとりながら行われました。

甲子園球場で行われた午前中の練習には、15人が参加し、選手たちは互いに距離をとりながら、会話も控えて黙々と練習に取り組んでいました。

このうち球界最年長で42歳の福留孝介選手はキャッチボールやノック、それにティーバッティングなど軽めのメニューでおよそ2時間半、汗を流しました。

練習後、インターネットによるインタビューに応じた福留選手は、はじめにチームから3人の感染者を出したことについて、「同じチームの選手として多大なご迷惑をおかけして申し訳ないと思います」と述べました。

そのうえで、「久しぶりに施設を使って体を動かすことができてよかった。開幕の時期はみえないが最大限の準備をしていきたい」と話していました。

大山「疲れたが 改めて野球は楽しいと思った」

15日午後から甲子園球場で自主練習を行った阪神の大山悠輔選手はテレビ会議システムで報道陣の取材に応じ、「久しぶりに外で練習したので疲れたが、改めて野球は楽しいと思った。選手どうしで集まらないようにして消毒も徹底した。今後は新型コロナウイルスの感染拡大が早くおさまることを願いながら、自分のできることをやっていきたい」と話していました。