関西空港 国際線の旅客便 発着ゼロに 新型コロナ影響

関西空港 国際線の旅客便 発着ゼロに 新型コロナ影響
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、運休や減便が相次いでいる関西空港では、15日、国際線の旅客便の発着がすべてなくなり、空港内は閑散としています。
関西空港では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、日本への入国制限が強化された先月上旬から運休や減便が相次ぎ、空港を運営する関西エアポートによりますと、今月に入ってからは11日までの1週間に運航された国際線の旅客便は32便にとどまりました。

その後も、1日、数便の日が続き、15日、国際線の旅客便の発着はすべてなくなりました。

空港内の国際線の出発ロビーや到着ロビーは、警備員などのほかは人通りもなくひっそりとしています。

また、国際便の案内掲示板は、すべて「欠航」が表示され、一部では電気も消えています。関西空港で、国際線の発着がなくなったのは空港に大きな被害が出た、おととし9月の台風21号のとき以来だということです。

関西エアポートによりますと、今後、韓国と中国の航空会社が関西とソウル、それに上海を結ぶ便をそれぞれ運航する予定があるものの、国際線は当面、便数がほとんどない状況が続く見通しです。