都立墨東病院で患者と職員4人の感染確認 新型コロナ

都立墨東病院で患者と職員4人の感染確認 新型コロナ
東京都は「都立墨東病院」で患者3人と委託職員1人の合わせて4人が14日までに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。病院は現時点で感染ルートは不明だとしていて、患者と接触があった医師など42人について自宅待機させるとしています。
都によりますと新型コロナウイルスの感染が確認されたのは都立墨東病院の同じ病棟に入院していた患者3人と、そこで働いていた委託職員1人の合わせて4人です。

このうち患者の1人は先月下旬に入院し、今月初めにいったん退院しましたが、今月中旬に呼吸困難の症状が出て再入院し、検査の結果、14日、感染が確認され重症だということです。

また、もう1人の患者は今月初めに入院して発熱し、検査の結果14日、感染が確認されたということです。

2人のほかに、今月9日にも別の患者1人と委託職員1人の感染が確認されています。

病院は新たに2人の患者の感染が確認されたことを受けて、2人と接触があった医師や看護師など42人について検査を行い、自宅待機させることにしています。

一方、患者が入院していた病棟について今月9日から新規の入院を制限していますが、外来や他の病棟への入院については通常どおり継続するということです。

病院には新型コロナウイルスの患者を受け入れている病棟がありますが、今回の病棟とはフロアが別で、病院側は「厳密に管理していて、感染が広がった可能性は考えにくい」としています。

墨東病院の鈴木紅副院長は「ご心配、ご迷惑をおかけし申し訳ない。現時点では感染ルートは不明で、調査中だ」と話しています。