新千歳空港 テナントの賃料 3か月間減額の方針

新千歳空港 テナントの賃料 3か月間減額の方針
北海道の空の玄関口、新千歳空港のターミナルビルのテナントも厳しい経営に陥っています。このため、ビルの運営会社は、売り上げが大きく落ち込んだテナントの賃料を3か月間、実質的に減額する方針を固めました。
新千歳空港では、新型コロナウイルスの感染拡大で国内線、国際線とも大幅に減少し、ターミナルビルに入る飲食店や土産物店などのテナントの売上高は、先月は前の年の同じ月より76%減少したということです。

このため、ビルを運営する「新千歳空港ターミナルビルディング」は、テナントとして入るおよそ190の店舗のうち、売り上げが大きく落ち込んだテナントの賃料を先月から来月までの3か月間、実質的に減額する方針を固めました。

具体的には、ふだん設定されている最低限支払う賃料を撤廃して、一律に売り上げの一定割合を支払う形に変えることにしています。

これにより、売り上げが大きく減っていれば、その分賃料も引き下げられることになります。

ビルの運営会社としては、賃料の負担を軽くすることで厳しい状況にあるテナントの経営を支援し、撤退を防ぎたい考えです。