14日午後開かれた衆議院本会議では、冒頭、国会の同意が必要な人事案などの採決が、ほとんどの与野党の議員が出席して、およそ10分間行われました。

このあと、密集した状態にならないようにするため、半数程度の議員が席を離れ、本会議場から出て行きました。そして、席の間隔をあけて、年金制度改革関連法案の質疑が１時間余り行われ、議場を出た議員は、議員会館の事務所などで、中継で流される質疑の様子を見ていました。

一方、家族や秘書などの感染が確認された、自民党の船橋利実議員と鳩山二郎議員、それに国民民主党の牧義夫議員は当面、登院を控えるとして、14日の本会議を欠席しました。

自民党の森山国会対策委員長は記者会見で「それぞれの会派に出席議員を調整してもらい、長い質疑の時間はいくらか『３密』が解消されたのではないか。ふだん、議員は狭いいすに並んで座っているが、きょうは１席ずつ空いていてよかった。密談もしないようにしないといけない」と述べました。