広島市 社会福祉施設の22人感染確認 クラスター発生か

広島市 社会福祉施設の22人感染確認 クラスター発生か
広島市は、新たに22人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。いずれも同じ社会福祉施設の職員や入所者で、市は「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみて、ほかに感染者がいないか調べています。
広島市によりますと、新たに感染が確認されたのは男女合わせて22人で、いずれも同じ社会福祉施設の職員や入所者です。

このうち、20代の女性職員は、今月3日に頭痛や筋肉痛などの症状が出てその後、収まりましたが、すでに感染が確認されている20代の学生2人などと先月29日に会食をしていたことから、13日、ウイルスの検査を受けた結果、感染が確認され、14日、感染症指定医療機関に入院したということです。

また、入所者についても、12日、20代から40代の男性6人に発熱などの症状が出たため、13日、ウイルスの検査を受けた結果、感染が確認されました。

このため、調査の対象を広げた結果、14日朝になって、さらに職員4人と入所者11人の合わせて15人の感染も確認されたということです。

いずれも、重症の人はいないということです。

市によりますと、施設には職員と入所者が110人以上いるということで、市は「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみて、ほかに感染者がいないか調べています。

新型コロナウイルスの広島県内での感染確認は87人になりました。