新型コロナで人材不足の農業 新規雇用 時給500円程度補助 農相

新型コロナで人材不足の農業 新規雇用 時給500円程度補助 農相
新型コロナウイルスの感染拡大で、農業分野で多くの外国人技能実習生が日本に来る見通しが立たなくなっています。こうした中、江藤農林水産大臣は、農家などが新たに人材を雇用した場合、時給500円程度を補助することで、担い手不足に対応する考えを示しました。
農林水産省によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、農業や畜産の分野では約1900人の外国人技能実習生について日本に来る見込みが立たず、生産現場への影響が懸念されています。

これについて、江藤農林水産大臣は14日の記者会見で、農家や農業法人が新たに人材を雇用した場合、時給500円程度を補助する考えを示しました。

そのうえで、「人材を地域の商工会や観光協会、JAなどでマッチングすれば乗り越えていけると考えている。農産物の生産力が低下しないよう、地域全体での人材確保に努めたい」と述べました。

農林水産省では、感染拡大の影響を受けている観光や建設業で働いている人材などに、一時的に農業分野で働いてもらうことで担い手不足の解消につなげたいとしています。