川崎市 5病院に190床確保 重症・中等症患者用 新型コロナ

川崎市 5病院に190床確保 重症・中等症患者用 新型コロナ
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新型コロナウイルスの感染拡大による医療崩壊を防ごうと、川崎市は、重症や中等症の患者のための病床を5つの病院で合わせて190床確保したことを明らかにしました。
感染拡大による病床確保が課題となる中、神奈川県では、患者の症状別に、受け入れる医療機関や施設を振り分ける「神奈川モデル」を打ち出しています。

これを受け、川崎市は、14日に開かれた新型コロナウイルスの対策会議で、重症と中等症の患者の入院先として、市内5つの病院で合わせて190床を確保したと明らかにしました。

具体的には、重症の患者を受け入れる高度医療機関として、市立川崎病院と民間病院の2か所で20床、中等症の患者を受け入れる重点医療機関は、市立井田病院と市立多摩病院、それに別の民間病院の合わせて3か所で170床を確保したということです。

市によりますと、このうち67床には感染した人がすでに入院していて、症状の軽い人は今後、県が確保した宿泊施設などに移ってもらうほか、さらに受け入れ先を拡充するため医療機関との調整を続けることにしています。