東京都 軽症者療養のホテルなど公募へ 新型コロナウイルス

東京都 軽症者療養のホテルなど公募へ 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って東京都内で病床がひっ迫するなか、都は、軽症や症状がない人が療養できる部屋をさらに増やすため、ホテルなどの宿泊施設を新たに公募することになりました。
東京都内では、感染の確認が13日、新たに91人となり、これまでに2158人にのぼっています。

都は、軽症や症状がない人が療養できるホテルの確保を進めていて、今月7日から運用を始めたホテル以外にも、新たに都内の2つのホテルを借り上げて、15日以降、受け入れを始める方針です。

ただ都内の医療機関では引き続き病床がひっ迫していて、都は療養できる部屋をさらに増やすため、ホテルなどの宿泊施設を新たに公募することになりました。

宿泊施設での受け入れ期間はおおむね6月末までで、都が借り上げ料を支払うほか、医療スタッフを配置するなど運営の業務を行います。

公募への申し込みの受け付けは14日から20日までです。

小池知事は13日夜、「皆さんの協力をいただいて、ホテルで軽症の方々の対応にあたっていきたい」と述べました。

都は、感染が確認されたものの軽症の人などについて、自宅での療養が難しく、同意を得られた場合には入院させず、ホテルなどに直接、入ってもらう方向でも調整を行っていて、重症者を受け入れるための十分な病床の確保を急ぎたい考えです。