PCR検査 迅速化へ民間委託 東京 港区 新型コロナ

PCR検査 迅速化へ民間委託 東京 港区 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染が急速に広がる中、東京 港区は感染の有無をより迅速に判定できるようにするため、これまで東京都に依頼していたPCR検査を、民間の検査機関に委託する独自の取り組みを始めました。
東京 港区は、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判定するPCR検査を、これまで「東京都健康安全研究センター」に依頼してきましたが、都内の急速な感染拡大で検査の数が増える中、結果の判明に数日かかることが課題となっていました。

区によりますと、これまで感染の有無が判明するまでに患者の症状が悪化したり、濃厚接触者の調査など、感染拡大を防ぐための対応を速やかに行えなかったこともあったということで、港区はこうした事態を受けて、PCR検査を民間の検査機関に委託する取り組みを13日から始めました。

これによって早ければ検査機関に検体を運んだ翌日には結果が判明するということです。

また港区では、感染者を医療機関に搬送する車両の確保も難しくなってきていることから、みなと保健所に専用の車両を2台、確保しました。

港区では「PCR検査の結果が早く判明すればそれだけ患者は必要な治療を速やかに受けられるし、保健所も感染防止の対策を進めることができる。命を守るための体制を強化していきたい」と話しています。