40代以下でも死亡や重症化 年代別の人数は 新型コロナ

40代以下でも死亡や重症化 年代別の人数は 新型コロナ
新型コロナウイルスの国内の死者などについて年代別の人数が明らかになりました。40代以下の比較的若い世代でも死亡したり重症化したりするケースがあることがわかりました。
新型コロナウイルスの国内の発生状況について、厚生労働省は12日時点での、死者や重症患者、感染者の年代別の人数をまとめ公表しました。

それによりますと、この時点での死者合わせて102人のうち、もっとも多かったのは70代で37人、次いで80代が36人などとほとんどを高齢者が占めましたが、40代も2人死亡していました。
また重症患者についても合わせて135人のうち、もっとも多かったのが60代で39人、次いで70代が32人などと、50代以上がほとんどを占めましたが、40代でも10人、30代で5人、10代で1人、10歳未満で1人と比較的若い世代でも重症化しているケースがあることがわかりました。
一方、感染者は若い世代のほうが多い傾向にあり、合わせて7000人余りの全体の感染者のうち、40代以下が3700人余りと半分以上を占めました。

感染した若い人が軽症だったり症状がなかったりして知らないうちに感染を広めているおそれがあることが改めて浮き彫りになっています。

厚生労働省は高齢者だけでなく若い世代に対しても、「不要・不急の外出を自粛し、『密閉・密集・密接』のいわゆる『3密』の場所には行かないよう協力してほしい」と呼びかけています。