【生活情報】外食チェーンの対応

【生活情報】外食チェーンの対応
外食チェーン各社は、緊急事態宣言の対象の東京や大阪などを中心に、営業時間の短縮や一部店舗の休業を行っています。さらに、東京都などが飲食店での営業を午後8時まで、酒類の提供を午後7時までとする協力を要請したことを受けて、要請に添った営業を行っています。

ファミリーレストラン

「ガスト」や「ジョナサン」などを運営するすかいらーくホールディングスは、東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県にあるおよそ1500の店舗で、営業時間を原則、午後8時までとし、このうち東京と神奈川では東京都と神奈川県の協力要請を踏まえて酒類の提供を午後7時までとします。ただ、宅配は午後10時までの営業です。また、宣言の対象となっている大阪や兵庫、福岡にあるおよそ250の店舗では営業時間を原則午後10時までに短縮するほか、7都府県以外の地域でも、店舗ごとに営業時間を見直しているということです。

ロイヤルホストは、宣言の対象となった7都府県に加えて、愛知と京都にあるおよそ150の店舗について、営業時間を午後8時までに短縮し、酒類の提供も午後7時までにしています。東京都心部の13店舗は、平日は夕方6時までの営業で、土日祝日は臨時休業します。また、羽田空港内の店舗など4店舗は臨時休業します。7都府県と、愛知、京都以外の地域にある店舗でも、午後9時までの短縮営業です。

サイゼリヤは、宣言の対象となった7都府県のうち、東京と神奈川では、要請に添って営業時間を原則午後8時までに短縮し、酒類の提供も午後7時までとします。5府県では、原則として午後8時45分に、そのほかの地域でも午後9時45分に営業を終えます。また、ショッピングセンターなど入居先の施設の状況に応じて休業している店舗もあり、合わせて240店舗余りが休業しています。また、グラスワインやビールなど酒類は1人2杯までの制限を設けています。

大戸屋を運営する大戸屋ホールディングスは、都内にある店舗では原則午後8時で閉店し、酒類の提供は午後7時までとします。都内の26店舗は臨時休業しています。また、宣言の対象のほかの6府県で、およそ40店舗が休業、およそ50店舗が営業時間を短縮しています。

ファストフード

マクドナルドは、東京と神奈川のおよそ580店舗で、午後8時から翌日の午前5時まで、店内の客席の利用を取りやめ、テイクアウトや配達だけの営業とするか、一時閉店とします。終日、臨時休業する店舗もあります。このほかの宣言の対象地域では、順次、夜間の営業時間の短縮や臨時休業、テイクアウトのみでの営業としています。
ケンタッキーフライドチキンは、5月6日まで7都府県を中心におよそ630の店舗で原則として午後8時までの短縮営業としているほか、およそ70店舗で休業しています。

コーヒーチェーン

店舗数で国内最大手のスターバックスは、宣言の対象の7都府県の店舗は原則、休業しています。休業は、全国1530のうち、半数を超えるおよそ850店舗に上ります。ただ、一部の店舗では、短縮営業を続けるところもあります。

ドトールやエクセルシオールなどを運営するドトールコーヒーは、5月6日まで7都府県にあるおよそ250の直営店舗を原則として休業する方針です。ただ、一部の店舗では、短縮営業となっています。フランチャイズ店は店舗ごとに対応を協議するとしています。

愛知県を中心に展開するコメダ珈琲店などを運営するコメダホールディングスは7都府県にあるおよそ350店舗について、夜の営業時間の短縮や、入居する商業施設の状況によって休業の可能性はあるとしながらも、できるかぎり営業を継続したいとしています。愛知県の店舗についても今後、7都府県と同様の対応にするか、状況を見ながら検討したいとしています。

大手牛丼チェーン

牛丼チェーンの大手3社は東京都などの協力要請を受けて店内の飲食を夜8時までとしています。

すき家は、東京と神奈川のおよそ400の店舗で、店内の飲食は朝5時から夜8時までとし、それ以外の時間では、持ち帰りや宅配を行うことにしています。また、すでに7都府県の店舗で滞在時間の短縮を図ろうと酒類の提供を中止しています。

吉野家も、東京と神奈川の店舗で、店内の飲食は朝5時から夜8時までとし、それ以外の時間では、持ち帰りや宅配を引き続き行うことにしています。また、店内での酒類の提供は夜7時までにするということです。

松屋も、都内の店舗では、店内の飲食は朝5時から夜8時までとし、それ以外の時間では、持ち帰りや宅配を引き続き行うことにしています。店内での酒類の提供は夜7時までにするということです。神奈川など東京以外の店舗についても対応を検討しています。