帰国者の健康確認にLINE活用 保健所の負担軽減 新型コロナ

帰国者の健康確認にLINE活用 保健所の負担軽減 新型コロナ
帰国者に対し、2週間にわたって保健所が電話をかけて行っている健康状態の確認について、厚生労働省は保健所の負担を減らすため通信アプリのLINEも活用することになりました。
新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中、指定された73の国や地域から帰国した人に対しては、空港の検疫所でウイルス検査を実施したうえで、保健所が2週間にわたって電話をかけるなどして健康状態を確認しています。

ところが、対象者が増加しているうえ、若い人は電話に出にくい傾向にあるということで、厚生労働省は保健所の負担を減らすため、通信アプリのLINEも活用することになりました。

入国する際に同意を得た人が対象で、LINEを通じたメッセージやAIの自動音声で健康状態を確認し、必要に応じて医療機関への受診をすすめるということです。

空港の検疫所ではすでに今月10日から帰国者にLINEの利用を希望するかたずねていて、14日から各地で活用を始めるということです。