千葉県 森田知事に病床確保の取り組み急ぐよう緊急要望

千葉県 森田知事に病床確保の取り組み急ぐよう緊急要望
千葉県内で新型コロナウイルスの感染者の急増に伴い、入院先の調整に時間がかかっていることから、県内4つの市の市長が森田知事に対し、軽症者のホテルでの受け入れなど、病床確保の取り組みを急ぐよう緊急の要望を行いました。
緊急の要望を行ったのは千葉市、船橋市、松戸市、柏市の県内4つの市の市長で、13日は、このうち船橋市の松戸徹市長など3人が森田知事のもとを訪れ、感染者の増加に備え、病床の確保を急ぐよう求める要望書を提出しました。

千葉県によりますと、12日時点で県内の医療機関には感染が確認された162人が入院していますが、218人については調整に時間がかかり、入院できていません。

このため船橋市では、地元の医師会も協力して軽症の人などを受け入れるため市内4つのホテルと最終調整を行っているほか、ほかの市も独自に確保を進めていますが、これについて県の計画に早急に位置づけて、財政措置を行うよう求めています。

また、ウイルス検査を行うための綿棒など医療資材の確保も求めていて、森田知事は要望に対し、前向きに対応する考えを示したということです。

船橋市の松戸市長は「医療崩壊が始まってしまったら元に戻らない。医療スタッフの疲弊を改善するためにも、一日も早い対応をお願いしたい」と話していました。