感染拡大防止 “行動履歴記録を” 自治体や大学で呼びかけ

感染拡大防止 “行動履歴記録を” 自治体や大学で呼びかけ
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各地の自治体や大学では出かけた場所や時間、会った人など行動履歴を記録するよう住民や学生に呼びかける動きが出ています。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐには感染経路を正確に把握することが重要です。

このため、万が一、感染した場合に備え、各地の自治体や大学では日々の生活でいつ、どこに出かけたかや誰と会ったかなど行動履歴を記録するよう呼びかける動きが出ています。

このうち静岡県湖西市では、隣り合う浜松市や愛知県豊橋市で感染者が出たことや、今後、帰省する学生が増えると予想されることなどを踏まえ、市民に日々の行動を記録してもらおうと独自の「記録票」を作り、今月8日からホームページ上で公開しています。
同居者以外の人と会った場所や時間、名前などを記入できるようになっていて、無料でダウンロードできます。

さらに市は、確実に利用してもらおうとおよそ2万4000のすべての世帯に向けて今月15日から順次、紙の「記録票」を配ることにしています。

湖西市健康増進課は「自分が人に感染させるかもしれないという意識を持ってもらい、『記録票』を参考にしながら、メモのようなものでもかまわないので日々の行動を記録してほしい」と話しています。

また、福島県会津若松市にある会津大学では、今月1日からすべての学生に対し、体温や体調のほか、キャンパス内のどの施設を利用したかなどを毎日、専用のシートに記入するよう求めています。